熱いスープが流行っているので
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あらすじ
家族や恋人、職を次々に失い失意にくれていたところを、怪しげな求人条件のホテルのシェフ募集を見つける
「一度契約すれば3年帰れず、国営リゾートホテル内に住み込みで働き不定期の休み、現地での通貨での給金の支払い」
この条件では受けれないとほかの人たちがさるなか、遠くへ行きたいし、身内の不幸の心配もなくなった栞は
この求人を受け「ホテル・ディアドラス」のシェフになる。

ただし、そのホテルは異世界のホテルだった。

そんな話。
テンポよく読める料理小説。エグみのある表現も特に無く登場人物も嫌味が無くて
読んでてイライラしない。主人公の栞も物語の初めこそ家族との離別やレストランを追いやられたり
とけっこう悲惨なスタートでこそあれど、そこに深く突っ込むことは無いので鬱にはならないです。
話は彼女が就職してから半年後、現地の料理や機材にもなれたころから始まるので、序章だけで文庫1冊分なんてこともありません。
異世界らしく、出てくる料理はドラゴンのステーキや全長20m超の巨大ハモのお造りなどが、夜によむと夜食テロに
なること請け合いな描写です。
もっとクドイ、ミスター味っ子みたいな料理表現がお好きな方は、「黄金のシェフ 異世界で食の魔術師」がおすすめです。

個人的におすすめのエピソードは

「ロデ豆のシチュー ディルギット風」

妖精からの昔食べた「甘いシチュー」が食べたい!という依頼を解決する話
この話は完結してるので、甘いシチューが何なのか推理しながら読んでもらいたい。
私は、中盤のヒント回まで全然わかりませんでしたね。でもわかればなるほどと納得できる料理でした

続編も期待したいのですが現在作者、体調不良で休載中。ぜひ再開してほしいですね。
各話で話は完結しているので、出てる分だけでもお勧めですぜひ一度読んでみてください。

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