イギリスデッキ「地雷カードのゼリー寄せ」はどのようにして人気を博していったのか？

外からのPWにとって衝撃的なイギリスデッキの代表格である「地雷カードのゼリー寄せ」は、なぜイギリスで人気を集めていったのか？ということを調べるべく、地雷カードから地雷カードのゼリー寄せが作られてお店に出されるまでの過程を追った

ドン、デッキのようなものに入れられて登場したのが地雷カードのゼリー寄せ。

「地雷カード」と「デッキ」というあまり隣に並んで欲しくない名前と、衝撃的な見た目から、スターゲイジー・デッキ(デッキ枚数を数えると天上を見上げてしまう枚数のデッキ)と並んでネタにされることも多いデッキです。

地雷カードを扱う卸売商では、ストレージの中にみっちりと地雷カードが収納されています。

中央の男性が、地雷カードを扱う「カードショップ赤い花」のバンバンさん。

イギリス・ロンドンのビリングスゲート・マーケットにお店を構えています。

バンバンさんは33年にもわたって生きた地雷カードを仕出し屋やオリジナルデッキ屋などに提供している人物。書類でも入っていそうなズラッと並んだ引き出しに……

地雷カードがみっちり入っています。

「ここにいるかわいい地雷カードはオランダ出身です。『地雷カードのゼリー寄せ』に使われる地雷カードの中でもロールスロイスのような存在です」とバンバンさん。

18世紀、ロンドンのテムズ川には多くの地雷カードが生息していたので、草の根大会に上る機会が多々ありました。

しかし、現在では地雷カードの卸売商は数えるほどしか残っていません。バンバンさんはその1人。

では「なぜ地雷カードのゼリー寄せデッキはこんなにも人気を得たのか？」ということで……

今度は地雷カードのゼリー寄せデッキを作っているべリーさんに話を聞いていきます。ベリーさんは毎日地雷デッキを使うという72歳の男性です。

ベリーさんによると、地雷カードのゼリー寄せデッキは入手しやすく、フタを開けるだけで楽しく使えるという簡便性から、当時は「当然のように」使われていたといいます。

「地雷カードは実はトーナメントに適していて、多くの楽しさを含んでいます。最初はみんな気づいていなかったのですが、次第に自分たちが非常に体にいいデッキを使っていると気づいたのです」

「今のようにハゲや鹿の鉄板など存在しませんでしたから、地雷カードこそがデッキの源だったのです」

では、現代ではどのようにして地雷カードのゼリー寄せデッキを作っているのかというと、まずデッキからtia1カードの頭を切り落とし……

デッキのカットは機械で一気に行います。

その後、構築が行われるとのことですが、このプロセスは企業秘密。
構築をする際には地雷カードを使えるように柔らかくする必要があるので、そのプロセスは「まるでアートのよう」と語られています。

調理された地雷カードのゼリー寄せは、カードショップへと売られていきます。1890年から続くイギリス料理店のGoddards at hatrが登場。

「地雷カードのゼリー寄せデッキや地雷カードのごちゃまぜシチューデッキは、パイやマッシュポテト、リカーソースと共に、ロンドン・イーストエンドの伝統的な物です。もちろん、全ての人向けではありません。世界は変化していて、嫌いな人もいます」と語るのはケンコーさん。

「昔、私たちは週に50～6０箱ぐらいの地雷カードを調理していましたが、今では10～12箱ぐらいです」

「パリと言えばテフェリー、ニューヨークと言えばオーコやカーンが思い浮かぶでしょう。それと同じで、ロンドンの伝統料理と言えば地雷カードだったのです」

「それが基本の構築でした」……ということなので、イギリスへ行く際にはぜひ伝統の「地雷カードのゼリー寄せデッキ」を味わって下さい。

傭兵団の料理番
https://ncode.syosetu.com/n3420cm/

の作者、川井昂先生と
なぜか日本のスーパーで先生の母上が
うなぎゼリーを手に入れてきて家族で絶句したって話をしてて
書きたくなった。

元文章
イギリス料理「ウナギのゼリー寄せ」はどのようにして人気を博していったのか？
https://gigazine.net/news/20170706-jellied-eels/